今日の香りの1ページ【クラリセージ】~Today’s Essence~
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1カ月1日1つの香り(精油)をご紹介。
今回は【クラリセージ】です。
この記事は
stand.fm にて配信中の内容を文字におこしたものです。
音声でもぜひお楽しみください。
∗*∗*∗ クラリセージ ∗*∗*∗
【クラリセージ】の精油(エッセンシャルオイル)
シソ科 / 花房と茎葉 / 水蒸気蒸留法で抽出
〈主な産地〉フランス・ロシア など
和名をオニサルビアといいます。
産毛に覆われたハート形の葉。その産毛はセンサーの役割をしていて
女性のハートチャクラに繋がるといわれています。
〈香りの印象〉
ほのかに甘く落ち着いた個性的な香りです。
体調と嗅覚の関係性がわかりやすい精油なので、月経前は好まれ生理が始まるとあまりピンとこない、と
そういった傾向もあるそうです。
たしかに私の経験上、甘くいい香りだなぁと思ったり、さっぱりしてるなぁと感じたり、様々です。
〈主な成分〉
エステル類 / モノテルペンアルコール類 / ジテルペンアルコール類
エステル類が3/4くらいの割合を占めています。
鎮痙攣作用、神経バランス回復、鎮静・鎮痛作用、抗炎症作用、血圧降下作用などがあります。
エステル類に含まれる酢酸リナリルという成分が大半ですが、強めの鎮静作用があります。
リラックス作用ということになります。
強めのリラックス作用のため、この精油を使ったアロマオイルトリートメントのあとは
だいぶリラックスし過ぎるというか、ぐったりとしますのでお使いになる時間帯に注意してみてください。
モノテルペンアルコール類も含まれています。
その中のリナロールという成分、こちらも鎮静が得意です。
ジテルペンアルコール類も含まれます。
こちらはホルモン様作用、強壮・刺激作用などがあります。
この中に含まれるスクラレオールという成分は、エストロゲン様作用があります。
生理痛、PMS(月経前症候群)、更年期の症状に用いられることが多いです。
クラリセージという精油は、静脈強壮作用がありますので、脚のトリートメントに適しているともいわれています。
このように、女性には欠かせない女性のためのハーブ、精油という感じですが
エストロゲン様作用というのは、女性ホルモンに似た作用ということになりますので
ホルモン依存型がん疾患や乳腺症、妊娠中、子宮筋腫などホルモン系のトラブルのある方は
使用しないように注意をしてください。
<参考文献>
川口三枝子 / すぐ使える アロマの化学 / BABジャパン / 2020年