今日の香りの1ページ【バジル】~Today’s Essence~
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1カ月1日1つの香り(精油)をご紹介。
今回は【バジル】です。
この記事は
stand.fm にて配信中の内容を文字におこしたものです。
音声でもぜひお楽しみください。
∗*∗*∗ バジル ∗*∗*∗
【バジル】の精油(エッセンシャルオイル)
シソ科 / 花と茎葉 / 水蒸気蒸留法で抽出
〈主な産地〉インド・ベトナム など
バジルは150種類以上あるといわれていますが、今日ご紹介するのは別名スイートバジルといわれるものです。
このスイートバジルは、イタリア料理などに多用されています。
〈香りの印象〉
スッキリと爽やかな特徴的な香りです。
私個人の感想なんですが、料理に使われるという先入観からでしょうか、塩味を感じるようなというか
唾液が出てくるような、そんな香りがします。
〈主な成分〉
フェノールメチルエーテル類 / モノテルペンアルコール類
フェノールメチルエーテル類が大半を占めます。
こちらは鎮痙攣作用が非常に優れています。鎮痛作用、抗炎症作用、抗菌・抗ウイルス作用などもあります。
フェノールメチルエーテル類に含まれているチャビコールメチルエーテルという成分は
抗アレルギー作用、消化促進、筋肉弛緩作用などがあります。
モノテルペンアルコール類は、自律神経調整や抗感染作用などがあります。
このモノテルペンアルコール類に含まれるリナロールという成分は
鎮静作用、血圧降下作用、抗不安作用などがあります。
このように、バジルの香りは頭をスッキリさせ集中力を高める時などに用いられることもありますが
特に使われるのは、皮膚塗布用のオイルを作り、生理痛や筋肉痛、肩こり、腰痛などの
痛みケアに使われることが多いです。
私は、消化促進作用もあるため食べ過ぎた時の胃の痛みなどにも使います。
皮膚刺激がありますので、必ず充分に希釈して使用するようにしてください。
<参考文献>
川口三枝子 / すぐ使える アロマの化学 / BABジャパン / 2020年