今日の香りの1ページ【ラヴィンツァラ】~Today’s Essence~
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1カ月1日1つの香り(精油)をご紹介。
今回は【ラヴィンツァラ】です。
この記事は
stand.fm にて配信中の内容を文字におこしたものです。
音声でもぜひお楽しみください。
∗*∗*∗ ラヴィンツァラ ∗*∗*∗
【ラヴィンツァラ】の精油(エッセンシャルオイル)
クスノキ科 / 葉付き小枝 / 水蒸気蒸留法で抽出
〈主な産地〉マダガスカル など
湿った熱帯雨林で育つこの植物、フランス語で「ラベンサラ」と呼ばれる別の植物と混同されやすいため
学名も含め"ラヴィンツァラ"に改名しました。2つは成分や効能などが異なるため、注意しましょう。
〈香りの印象〉
すっきりとした、爽やかなハーブの香りです。ココロの不調にも働きかけてくれます。
〈主な成分〉
酸化物類 / モノテルペン炭化水素類 / モノテルペンアルコール類
酸化物類が半分以上を占めます。
抗カタル、免疫調整作用、抗菌・抗ウイルス作用、去痰(痰を切る)作用などがあります。
酸化物類に含まれる1.8シネオールという成分は、免疫調整作用い優れ、抗炎症作用があります。
モノテルペン炭化水素類も含まれています。
うっ滞除去、コーチゾン様作用、幅広い抗感染(抗菌・抗ウイルス・抗炎症作用)
この中の、α、βともにピネンという成分は、強壮作用があります。
モノテルペンアルコール類に含まれている、α-テルピネオールという成分は
誘眠作用があります。
このように、呼吸器系の感染症対策には欠かせないラヴィンツァラですが
風邪の咳や鼻づまりなどで苦しい時などは、ジェルやオイルなどで希釈して
胸の辺りに塗ると、スーッと眠りにつけるということもあります。
トリートメントとして脚(足)の疲れや肩こりにも適しています。
この誘眠作用なんですが、安眠のために用いられることが多いのですが
やはりしっかりと良い睡眠を得ることによってご自身の持っている自然治癒力や
自己免疫力アップにもつながると考えられます。
<参考文献>
川口三枝子 / すぐ使える アロマの化学 / BABジャパン / 2020年