今日の香りの1ページ【ゼラニウム】~Today’s Essence~
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1カ月1日1つの香り(精油)をご紹介。
今回は【ゼラニウム】です。
この記事は
stand.fm にて配信中の内容を文字におこしたものです。
音声でもぜひお楽しみください。
∗*∗*∗ ゼラニウム ∗*∗*∗
【ゼラニウム】の精油(エッセンシャルオイル)
フウロソウ科 / 葉 / 水蒸気蒸留法で抽出
〈主な産地〉エジプト など
甘い、バラに似た香りを持つため"ローズゼラニウム"ともいわれています。
昔から素晴らしい治癒力を持つ植物とされ、傷の手当てなどに使用されてきました。
止血作用に優れているともいわれています。
〈香りの印象〉
ローズに似た華やかさと、少し厚みを感じるような
花の香りと爽やかな甘酸っぱさを感じるようなそんな香りです。
〈主な成分〉
モノテルペンアルコール類 / エステル類 / ケトン類
モノテルペンアルコール類が半分くらいの割合を占めています。
幅広い抗感染(抗菌・抗ウイルス・抗真菌作用)、免疫調整作用などがあります。
このモノテルペンアルコール類に含まれているシトロネロールという成分は
鎮静作用、筋肉弛緩作用などがあります。
また、昆虫忌避作用、特に蚊除けに使われるといわれています。
ゲラニオールという成分は、収斂や皮膚弾力回復作用があり、スキンケアに用いられることが多いです。
このゲラニオールには、子宮収縮作用があるので、妊娠初期の方は避けるようにとされています。
エステル類も含まれています。鎮痙攣作用、神経バランス回復作用などがあります。
このエステル類には、蟻酸シトロネリルという成分があり、肝臓強壮作用があります。
またケトン類は、胆汁分泌作用や創傷治癒(瘢痕形成)作用などがあります。
このように、ゼラニウムの香りは落ち込んだりストレスや不安を抱える気持ちをサポートしたり
自律神経を整えたりします。
また、切り傷のケアやニキビ肌、美容などのアンチエイジング対策にも用いられたりします。
バランスの精油として特に女性には大活躍のひとつです。
<参考文献>
川口三枝子 / すぐ使える アロマの化学 / BABジャパン / 2020年